腱鞘炎

腱鞘炎という言葉はよく聞かれる言葉ですが、さて腱鞘炎とは何でしょう。

腱鞘炎の説明図 腱鞘の腱とは、指などを動かすときに筋肉から指につながるスジのことをいいます。
では腱鞘の鞘とは字の如くさやのことですが、このさやは各関節についているもので、このさやの中を腱が指をうごかすたびに行き来しています。
普段は少々動かしても痛みが出る事はありませんが、細かい手先の仕事や趣味などに根を詰めてするとこのさやの部分に負担がかかり、炎症を起こしてきます。
若い人ではよほどのことでは起こらないようですが、年を重ねる事によって、また、女性の方ほど発生しやすいようです。
それではなぜ年をとると腱鞘炎になりやすいのでしょう。

年をとると組織の老化はもちろんの事ですが、動脈硬化などによって血管の内径が細くなったりして血流の循環障害が起こる事が考えられます。
それ以外に、疲労がたまったとき、筋肉が硬くなったり緊張したりして血管が圧迫され、血液の流れが悪くなっているとも考えられます。
血液の流れが悪くなるとその部分の疲労が取れないわけですから、それが積み重なって、しまいには腱鞘炎という痛みとなって現れてきます。

さて、そこで治療ですが、最もいい方法はその原因となる動作である仕事、スポーツなどを休む事です。しかし、それはなかなか難しい事です。働いていれば会社の都合もあり、また、収入も減ります。スポーツではクラブに入っていると仲間に迷惑がかかるし、試合が近づいていると早々休むわけにも行きません。

そんなときはどうするかというと、炎症を抑えるためにとにかく冷やす事です。一日に1度から2度20〜30分間感覚がなくなるまで氷水で冷やしてください。そしてテーピングなどで固定してある程度の動きを抑え、その患部より上の筋肉をよくマッサージして緊張をゆるめ、これでしばらく様子を見ましょう。
しかし、これでも腫れや痛みが退いてこない事もあります。そんなときは整形外科などで注射をしてもらうのも一方です。

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